2006年07月12日

…雨。

その日も朝から激しく雨が降り続いていた。

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1週間も激しい雨が降り続き、バケツをひっくり返したような、という表現がピッタリの雨だった。
その日の朝、子どもながらの直感か、息子が珍しく登校するのを渋っていた矢先、息子の学校から休校の連絡がはいる。雨が酷く、通行止めの箇所もあるため、危険回避のための早めの学校の判断だった。
その日は娘の学校では、授業参観及び給食試食会があり、息子をばあちゃんにお願いし出かけた。
雨は、止むどころか激しさを増し降り続けていた。
給食を食べている最中、先生方は教務室に呼び出される。
誰かが外の異変に気づきはじめる。
校舎の周りは田んぼなので遠くまで見渡せるが、田んぼも道路も水浸しになっている。
保護者の携帯電話の呼び出し音がなる。
この電話で、近くの川の土手が決壊したことを知る。
校内放送で午後の授業は休校で、すぐ地区ごとで集まり下校になると告げられる。
水はどんどん迫って来ているので、先生にすぐ連れて帰りますと告げ、娘を連れて学校を出た。
嫌な予感がして、車を高めの場所に止めていたのが正解で、低い所に止めていた車はタイヤが浸かっていた。
急いで車に乗り込み、自宅へ向かうと、ルームミラーには、学校から通行止めをはじめた警察と、出れないでいるスクールバス。
あと、1分でも遅かったら学校から出れなかったかもしない。
川となった道路を走り、無事自宅に着くと、今度は消防団の方が、非難してくれと回ってきた。
主人に連絡をし、子どもの着替えだけ持ち、最寄りの避難所へ向かう。
避難所の2階からはどんどん流れて広範囲に広がって行く水が見える。
自宅のある町内に水が迫ってきた。
もう、まわりは海だった。
日がかげりはじめた頃、水の勢いは止まった。
かろうじて、我が家は床下浸水は免れた。ライフラインも無事だった。
しかし、多くの家が床下、床上浸水をし、家自体流された家もあった。死者も出た。
決壊付近は多くの家が流され、町並みが消え、廃墟のような状態になった。
その日から、自衛隊や、消防団、そして全国から沢山のボランティアの方々が、復興のために来てくださり、昼夜頑張ってくださった。ありがとうございました。
その日は、多くの子どもたちが帰宅出来ず、学校に一晩泊まった。
娘の学校は大丈夫だったが、息子の学校が床上浸水をしたので、主人と私は後片付けをしに行った。学校は想像を絶する光景で、何も言葉が出ない。体も震え、動かない。
あっという間の激しい水害に、無くしたものは、あまりにも多すぎた。
数日後、ボランティアの女の子が、決壊近くの片付けに入ったとき、4匹の姉妹子猫を見つけて保護してくださった。
それは2年前の7月13日におきた天災。
その水害は、後に「非難準備情報」をつくるきっかけになった。
通り名は「7.13水害」。気象庁からは「平成16年7月新潟・福島豪雨」と名前がついた。

ニックネーム みみ at 14:08| Comment(8) | 成長の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わっ すごい雨ですね><

息子さんと娘さんお通う学校は違うのですか?
(あっ最後まで読んだら”違う”って書かれていました)
息子さんの学校はいい判断をされましたね!

みみさん高めの場所に車をとめていてよかったですね♪
水に浸かった車って壊れちゃうのかな?

わっ・・・死者が出るほどひどかったんですね。
想像できないけど読んでいて私の体にも震えがきました。

2年前のお話でしたか・・・
水害って怖いですね><

4匹の姉妹子猫ちゃんが助かってよかった(泣)
母猫も必死で少しでも危険のない場所に子猫ちゃん達を移動したんでしょうね。
Posted by 愛 at 2006年07月12日 14:44
こにゃにゃちわ(ノ*゜▽゜*)遊びにきたよ よかったらヒメの所にも来てね
Posted by ヒメ at 2006年07月12日 17:01
大変だったようで…とにもかくにも、無事を祈るばかりです。
私は警報とか学校の休校を経験していないので、
どれほどの恐怖なのか分かりませんが、
家が流されるほどの大雨で、命を落とす人もいるとなると、
体が震えて止まらないと思います。

姉妹猫ちゃんも、九死に一生を得たようですね!
その強運で、これから力強く生きて欲しいです(*^_^*)
Posted by ムギママ at 2006年07月13日 00:12
この前の、秋田大雨の災害かと思いましたよ。
四匹の子猫ちゃん達は、今でもそれぞれの場所で、元気に過ごしているのでしょうか。
ひょっとして、そのうちの一匹がモモちゃんなのでしょうか。
リビングのナイアガラしているモモちゃんなら・・・・思いっきり笑ってもよろしいでしょうか?
どっちにしても、死者がでている災害にも関わらず、
みなさんが元気でよかったです。

自然災害って、すべてを失うほど怖いですよね。
運良く逃げ切れたみみさん一家に、これから自然災害が、来ない事を祈るばかりです。
Posted by リンダ at 2006年07月13日 00:18
(^o^)/ 愛さん
本当にこのときは沢山降りました。何度もうやめてぇ〜と思ったことか。
学校の早めの判断はありがたかったです。
このときの水害で車を駄目にした人が多かったです。ある程度の水位に浸かると車は駄目になります。
余談ですが、車保険で車は天井まで水に浸からないと全損扱いにならないそうです。そこまで浸かる前に車は再起不能になっているのに…。そして、しばらく新&中古車屋さんはとても忙しかったです。
死者は皆老人で、介護が必要な方ばかりでした。それで「非難準備情報」があったなら…で、つくられたんです。
母猫も必死だったと思います。決壊場所近くは流れ込む水が、渦を巻くほどの激流だったんです。母猫に大感謝です。母は強しです。(ー人ー)
Posted by みみ→愛さん at 2006年07月14日 01:51
(^o^)/ ヒメさん
いかがでしたか? 今度感想も聞かせてくださいね。
Posted by みみ→ヒメさん at 2006年07月14日 01:54
(^o^)/ ムギママさん
雪国の人間は強いと思いました。あれから2年たち、町並みは変わりつつあります。再発防止のため、川の位置を動かす計画を進行中です。
あの水害で、そこに住んでいる人たちの生活がガラリと変わっていく、寂しさとやるせなさを感じます。
2度と起こって欲しくない天災です。(ー人ー)

はい、姉妹猫の生き残りは、今日も頑張ってナイヤガラを披露しております。(^^;
Posted by みみ→ムギママさん at 2006年07月14日 02:00
(^o^)/ リンダさん
秋田や、他の地域でもいろいろな被害が出ているニュースを見ると、2年前の記憶がよみがえります。お見舞いと、ご冥福を祈るばかりです。

はい、リンダさん当たりです。そうなんです、もものことです。今日も元気に垂らしております。(笑)
実際ももは飼い猫だったのか、野良だったのかわかりません。飼い猫だったとしても、飼い主が保護されてると知ってても、場所から飼い主は仮設住宅に入っていたろうし、人間だけでも必死でがんばってた時期だったので、飼うことも難しかったと思うし、多分野良だったんだろうなと家族一致の意見です。
それと、この水害で、まわりが田んぼと畑でよかったと思いました。農作物も大打撃を受けてはいるのですが、もしこれが東京などの大都市で、土がない地域は、さらにものすごいことになっていたんだろうなと思います。
これからも、どの地方でも災害が起きないことを祈るばかりです。(ー人ー)
Posted by みみ→リンダさん at 2006年07月14日 02:20